Taiki's Blog

ビジネスとテクノロジーの変化に迫る

SEO対策の前に全体を俯瞰すべき理由

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こんにちは、Taikiです。

ブログやWEBサイトの運営において重要視されるSEO対策ですが、問題の全体像が分からずに色々試しても時間だけが奪われます。偶然成功しても、その理由を解明できなければ応用が利かず次に生かすこともできません。今回は、アクセス数アップのために重要な、SEOの裏にある全体像に迫りたいと思います。

目次はこちらです。

SEOの裏にある全体像を掴むために

いくつかSEO対策の解説書を見て感じた事は、少し分かりにくいという事です。その理由は、SEOの背景にある全体像が見えてこないからです。

タグの記述や被リンクの構築など、アクセス数アップのためにテクニカルな方法は多数紹介されていますが、それが全体の中のどれを指しているかが掴めないため、中々腑に落ちません。

では、全体像を把握するためにはどうしたらいいでしょうか。然るべき目標(コンバージョン)を決め、MECE(ミッシー)を意識し、目標達成に至るまでのプロセスを因数分解します。

試しに、セッション数当りのPV数アップを目標とした基本式を組み、その全貌を掴んでみましょう。ポイントは、漏れなくダブりなく基本式を構成することです。

PV数/セッション数 = 表示回数 x クリック率 x 回遊率

マーケティングフレームワークAIDA(アイダ)というものがあります。このAIDAにユーザーの行動パターンを当て込んでみると更に分かりやすくなります。

  • Attention(認知)⇒ 検索結果がユーザーの目にとまる(≒表示回数)
  • Interest(興味)⇒ タイトルと説明分を読んで興味が湧き、ホームページをクリックする(≒クリック率)
  • Desire(欲求)⇒ 記事を読んで他の記事も読んで見たいと思う (≒回遊率)
  • Action(行動)⇒ ホームページ内の他の記事をクリックする (≒回遊率)

表示回数

「表示回数」とは、あるキーワードを検索した時に検索画面に表示される回数のことを指します。この表示回数から何を読み取ることができるのでしょうか。

  • この表示回数がどの検索クエリを想定したものか
  • 目標とするPV数から逆算すると表示回数が十分かどうか

検索クエリとは、検索キーワードの組み合わせの事です。検索は単一のキーワードだけでなく、様々なキーワードを組み合わせます。例えば、下記は以前書いた東京オリンピックの記事に対する、検索クエリと表示回数の表です。

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こちらがその記事です。

www.mytaikiblog.com

  東京オリンピックといっても検索クエリの数は膨大です。要は、どんな記事を書きたいのか、その記事はどの検索クエリを想定しているか、その検索クエリに目標とするPV数を達成できるだけの潜在的なアクセス数があるか、を考えないといけません。下記は、このフェーズで注意する点です。

  • 想定した検索クエリの潜在的なアクセス数が少ない
  • 書きたい記事があっても読みたいユーザーが少ない

この「表示回数」は、最上位のフェーズです。上記の理由でこのフェーズがボトルネックになれば、次工程の「クリック率」や「回遊率」を高めたところで、アクセス数アップには限界があります。重要度を文字の大きさで表現すると、こんな感じです。

PV数/セッション数 = 表示回数 x クリック率 x 回遊率

クリック率

クリック率は、表示回数のうち何回クリックしてもらえたかを指します。こちらは私のブログに対する、検索クエリとクリック率の表です。

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ちなみに、右の平均検索順位は、特定の検索クエリに対する表示順位です。試しに、Googleで「Windows10 今後」と検索してみてください。おそらく私のブログが最上位にヒットするかと思います。では、この「クリック率」から何を読み取ることができるのでしょうか。

  • どれだけ集客漏れがあるかどうか
  • 集客漏れの原因は何か

上記の「Windows10 今後」と「ヤクルト 海外」という検索クエリを例に説明します。「Windows10 今後」はクリック率が50%です。つまり、「Windows10 今後」と検索すると2人に1人はこのブログをクリックしています。次に「ヤクルト 海外」のクリック率は約10%です。「ヤクルト 海外」と検索すると、10人のうち9人はクリックしないので、「Windows10 今後」と比較すると集客漏れが多いといえます。なぜでしょうか。

その原因の1つは、「ヤクルト 海外」に対する平均掲載順位が約5位だからです。私のPC環境だとGoogleで検索して表示されるサイト数は4件です。スマホだと2件です。つまり一目でユーザーの目に入らない事が集客漏れの原因と言えます。

この点も含め、このフェーズで注意するポイントはこちらです。

  • 平均検索順位が低い
  • ヒットする検索クエリが想定のものと違う
  • タイトルの訴求力が弱い(他と差別化できていない)
  • 説明文から書き手の意図が読み取れない

回遊率

回遊率は、一人のユーザーがホームページ内の記事をどれだけ閲覧したかを表す指標です。 回遊率は、ホームページ内の複数ページに興味を抱いてもらえているか、もしくは、うまく誘導できているかを判断する重要な指標です。コンテンツありきですが回遊率が高いと、ホームページ内の情報とユーザーとの接触数も増え被リンクを受けたり読書になってもらえたりもします。この反対の指標は直帰率になります。直帰率とはクリックした初回のページを見て回遊せずに他のホームページに移動した割合を指します。

この「回遊率」から何を読み取ることができるのでしょうか。

  • 次に読みたいと思う記事への導線が確保できているか
  • 別の記事にうまく誘導できているか

では質問ですが、ユーザーが最初の記事を読み終えた後、同じホームページ内で、次に読みたいと思う記事は何でしょうか。

  • 最初に読んだ記事と同じカテゴリーの記事
  • 同じホームページ内で人気のある記事

私のブログにおけるユーザーの行動フローをみると、恐らくこの2点かなと思います。「次に読みたいと思う記事」をどう配置するかが、回遊率を向上させる誘導の決め手になるでしょう。

まとめ

では、もう一度基本式を見てみましょう。

PV数/セッション数 = 表示回数 x クリック率 x 回遊率

いかがでしょうか。問題の全体像が分かると、ボトルネックを特定しやすくなりませんか。表示回数が少ないのか、クリック率が低いのか、回遊率が低いのか。もしクリック率が低いとしたら原因は何か。その原因を特定する手段は何か。

その原因特定のために、Googleアナリティクスなどの分析ツールを活用します。そこで原因が見え始めてから対策の立案に入ると手戻りが少なくなります。問題のメカニズムが分からないまま解決手段を急ぐと時間と労力を無駄にします。選択と集中、最小努力で最大効果が発揮できるよう、まずは問題の全貌を明らかにしましょう。

今回ボトルネックの解消方法は記載していませんが、ボトルネックに当りを付けることができれば、原因特定や解決方法を調べる手立てはいくらでもあります。運営しているブログやサイトのあるべき姿を阻む問題、それを特定することが最重要かと思います。

おかげ様で当ブログも少しずつアクセス数が増えてきたため、この度独自ドメインに切り替えました。今後も良質な情報が提供できるよう邁進してまいります。